印傳博物館

登録日:2022/02/28 22:52:35

印傳の物入れ―巾着から信玄袋へ―

カテゴリ 歴史   産業   その他  
開催場所 印傳博物館
開催期間 2022年03月05日 10時00分〜2022年06月19日 17時00分
参加費用 入館料 大人\200 小・中学生\100

日本では『古事記』に袋を背に負う様子が描かれ、物を包み携行 することが表されています。 鹿革の物入れには、包むものや容器・入れて携行するものなどがあ り、風俗や服装に合わせた様々な資料が遺されています。代表例で ある巾着は、金銭や薬・火打石といった大切な物を腰帯などに提げ て持ち歩きました。袋の口を紐で括る形も多様で、襞をたくさん重 ねていく仕立てや、紐の結び方を変える細工などもご注目いただき たい装飾です。信玄袋は底マチのある明治中期に流行した袋ですが 大きさや紐の括り方などに派生が見られ、当時の需要に合わせた洒 落や美しさを追求する工夫を感じます。 鹿革は丈夫で、加工のし易い革といわれています。染色の技術を駆 使し、時代が求める袋物を生み出す創意と細やかな手仕事は現在の 燻・更紗・漆付け技法にも通じるところです。 今回は印傳の物入れの古典作品を各種陳列しています。色や形と共 に様々な意匠もご覧ください。

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